●鑑定方法

ご相談内容によってどの方法を用いて判断すれば良いのか、総合的な知識と技術が必要になります。

例えば、運命鑑定師を病院の医師に当てはめると、運命鑑定とは内科もあり外科もあり皮膚科も産婦人科もある総合病院のようなものとなります。皆様がよく誤解をしていると感じることは、1つの技術で何からなにまで判断することは不可能だということです。

例をあげると、卜術であるタロットカードで判断する先生に事業の相談をして「支店を出そうと思っています。良いでしょうか?」と聞いて良い悪いの判断や気をつけるべきこと、どうすればうまくいくのかなどは答えてくれるかもしれませんが、どの場所に出すのか、時期はいつなのか、支店の社相はどうなのか?などをカードリーディングだけの知識で答えることは難しいと思います。霊視鑑定で判断している方に結婚相談をして「この人とうまくいくでしょうか?」と聞いて、相性だったり今後のことを予知する力がある方もいるかもしれませんが、結婚が決まり新居はどこにしたら良いか?いつぐらいに引越しすれば良いか?などを正しく伝える為には、方位や家相の知識がプラスして必要になってくると思います。

私もイベント出店でおためし鑑定として手相鑑定を行っておりますが、手相だけで判断してお答えするには恐ろしいと感じることは多々あります。そのような場合には「お金はかかりますが総合鑑定で対応させて頂きます」とお伝えさせて頂いております。

特に先祖供養のことや水子の相談では、正しい墓相の知識を修得しておかないと、間違えた方法で祀っていたり因縁を引き継ぐような方法をとっていたりすることによって、かえって悪縁と結びついてしまっていることも少なからずあるということです。

「先祖を供養する心と感謝の心を持ちましょう」という本来なら大切な教えも、実際は拝んだり祀ったりすることで自分にとって結果的には逆効果になることもあったり、御先祖様にとってより良い供養に繋がる正しい方法があったりするということを知ってほしいと思います。

例:〇〇家の墓という代々墓(寄せ墓)は本来は悪墓である。身近な方でも3代後の子孫が入っている代々墓はありますか?

・卜術(易、九星術)

卜術とは占いと呼ばれる偶然の必然をもとにした鑑定方法です。(一般にはタロット等カードリーディング全般、ホラリー、ルーン、マンデンなど)

易は占いの最高峰と言われ50本の竹(本来はメドハギの茎)で出来た筮竹を使って天人地の三才に則り八卦を出し、その重なりと変爻で判断をします。歴史あるごとに易神と呼ばれた人たちが名を残し占断記録も多々残っている占いの神髄でありますが、令和の世に歴史を名を遺す易者が現れるのか…。九星術は気学盤を使った鑑定方法です。

・命術(気学傾斜法)

命術とは生まれ(生年月日時)から判断する鑑定方法です。(一般には四柱推命や紫微斗数、数秘、マヤ歴、ホロスコープ等)

四柱推命や紫微斗数でその人を細かく見ていくことも可能ですが、傾斜法は暦(こよみ)さえあれば鑑定判断に必要なことは一目で読みとれるので必要十分であると思っています。

・相術

形あるものには総て相があり吉凶があります。形や色、大きさ、数、向き、周囲との関係など、先人たちが積み上げてきた膨大な統計を元に判断します。

・方位

単純に、東南方位が鬼門で西南方位が裏鬼門で悪いというものでなく、年月日時で遁甲している(回っている、動いている)大気の九星盤があります。その方位の大気の方に動くことでどういうことになるかを読み解く鑑定方法です。